お泊りデイサービスでの介護職の仕事

通所施設であるデイサービスは、自宅で生活を送っている高齢者が日中に介護サービスを受けられる施設ということはよく知られています。
介護職の仕事は施設によって異なりますが、食事や入浴といった介護サービスのほか、機能訓練やレクリエーションを考えるのも重要な役目です。さらに外出の付き添いや移動の支援なども業務に含まれるため、介護士には効率よく仕事をこなしつつ安全面においても十分な配慮が求められます。

デイサービスでは、特別養護老人ホームなどの施設と同様に介護職など多くのスタッフがそれぞれの担当業務を行っていて、業務内容によっては資格や経験がなくてもできる仕事があります。しかし、より幅広いサービスの提供やステップアップを考えている場合には、資格を取得することが望ましいでしょう。
介護業界では、誰でも挑戦しやすく最短1ヶ月ほどで取得できる資格から国家資格まで様々な資格がありますので、まずは入門資格である介護職員初任者研修を修了することがおすすめです。

また、デイサービスの中には日中に介護サービスを受けた後にその施設に宿泊できるという、お泊りデイサービスを実施しているところもあります。このサービスは、特別養護老人ホームなどに空きがなく、施設を利用できない高齢者にとってはたいへん需要が高くなっています。
お泊りデイサービスを実施している施設では、日中の仕事に加え夜間の見守りなどの業務もありますので、夜勤がある介護の仕事として覚えておくとよいでしょう。