ショートステイとの違いとは

家族に介護が必要な高齢者がいる場合、お泊りデイサービスにお世話になっている人も少なくないでしょう。このお泊りデイサービスとは、高齢者が日中に介護サービスを受けた後にそのまま施設に宿泊できるサービスのことです。
介護を施設に任せることができるので、家族の心身の負担を減らすことができます。また、高齢者は家に引きこもりがちになることがありますが、お泊りデイサービスを利用することで家族以外の人と交流できます。高齢者が孤立感を解消して気分転換ができたり、心身の機能を維持できたりするので、需要がかなり高い施設といえます。

お泊りデイサービスとショートステイは一見サービスが似ているので、どのように違うのか疑問に感じる方もいるでしょう。ショートステイとは、介護が必要な高齢者が数日から1週間宿泊して日常生活のサポートや機能訓練を受けるサービスのことです。
主に、介護療養型医療施設、老人保健施設などの大型の介護施設を利用することになります。高齢者が宿泊する部屋はすべて個室なので、プライバシーがきちんと保たれているのが特徴です。

一方のお泊りデイサービスの場合、通所介護施設にて機能訓練を受けるサービスのことです。集団生活なので他の高齢者とコミュニケーションを図れますが、大型の介護施設のように個室が割り当てられることがありません。
したがって、プライバシーを期待することはできず、他人の視線や物音が気になるという高齢者には不向きだと言えます。